タイトル | : 枚=ひら |
記事No | : 1810 |
投稿日 | : 2008/06/07(Sat) 10:49 |
投稿者 | : 大三元 |
「枚」を「ひら」と読むことについて:例:枚聞、枚方、枚岡 「なぜ、枚をひらと読むのか?」
順序としては、まず「ひら」という文字で表象されうる音が日本語古語で何を意味していたか、を調べる。次いで、それに「枚」字を宛てた、さてその背景(理由)は?という考え方を取るのだろう。
「ひら」は「平」という字が意味するような、今言う(書く)「たいら」と同様な態様をいう。これに、容器を意味する「か」がつくと、「ひらか」という語になり、「平瓮」と表記される(こともある)。
「枚」字は「毎」字と同様に「一つ一つ数える」意味合いを表す(平(たいら)の意味は無い)。「ひらか」も(他のものも、でもあろうが)そのように数える。
実例としては(同一人物、と考えられる人の名が)「高丘連比良麻呂」「高丘連枚麿」と書かれているものがあり「比良(ひら)」=「枚」が確かめられる。
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