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タイトル億岐洲と佐渡洲とを双生む
記事No1952
投稿日: 2010/09/07(Tue) 14:57
投稿者神奈備
 国生み神話の隠岐之三子島や伊予之二名島のアイヌ語を使った解釈は実に優れているように感じています。見事に解き明かされていますし、オオウバユリのお話で念を押されているように思っています。

 そこで、『日本書紀』の国生み譚で、本文、一書第六、一書第八では、「億岐洲と佐渡洲とを双生む。」とあります。
 別に形が似ているわけでもなさそうですし、何故、双生む。(ふたごにうむ。)となっているのか、何かヒントはございませんでしょうか。

タイトルRe: 億岐洲と佐渡洲とを双生む
記事No1953
投稿日: 2010/09/07(Tue) 15:20
投稿者大三元
神奈備さん

コメント&お問い合わせ有り難うございます。
> 「億岐洲と佐渡洲とを双生む。」とあります。

思いつきだけですが:
【1】「億岐洲と佐渡洲」を双子と捉えたのか
(淡路島と小豆島を「イヤフタナラブ」と併記した「感覚(センス)」に通じるのか)
【2】「佐渡」が「大佐渡」と「小佐渡」に別れていた記憶があり佐渡自体を双子と捉えたのか
【3】オキの三つ子 サドの二子 と呼んだものか

タイトルRe^2: 億岐洲と佐渡洲とを双生む
記事No1955
投稿日: 2010/09/08(Wed) 09:01
投稿者神奈備
早速の応答ありがとうございます。
>【3】オキの三つ子 サドの二子 と呼んだものか
この事例は記紀にはないようです。
本文   次雙生億岐洲與佐度洲。世人或有雙生者象此也。
一書第七 次雙生億岐洲與佐度洲。
一書第八 次雙生億岐洲與佐度洲。
ででて来るのですが、億岐三子洲がある場合、次佐度洲。となって、双子らしい文言は出てこないようです。

>【2】「佐渡」が「大佐渡」と「小佐渡」に別れていた記憶があり佐渡自体を双子と捉えたのか
「次雙生億岐洲與佐度洲」を佐度洲が双子と理解できにくいと考えています。

>【1】「億岐洲と佐渡洲」を双子と捉えたのか
(淡路島と小豆島を「イヤフタナラブ」と併記した「感覚(センス)」に通じるのか)
 やはりこれだと思います。億岐洲と佐渡洲を一つに勘定しないと、大八洲國
を、8つの洲として、9つになってしまうのです。
 
 所で、「イヤフタナラブ」の文言はどの辺りに出てくるのでしょうか。

タイトルRe^3: 億岐洲と佐渡洲とを双生む
記事No1956
投稿日: 2010/09/08(Wed) 10:00
投稿者大三元
神奈備さん

舌足らずでゴメンナサイ。「次雙生億岐洲與佐度洲」という記事からは私のような考え方は出て来ませんね。私が書いたものは:そういう記事になっているけど、実は原点はどうだったのかな、という憶説のレベルです。

>  所で、「イヤフタナラブ」の文言はどの辺りに出てくるのでしょうか。

応神22年夏4月紀の歌謡です。

タイトルRe^4: 億岐洲と佐渡洲とを双生む
記事No1957
投稿日: 2010/09/08(Wed) 12:36
投稿者神奈備
> >  所で、「イヤフタナラブ」の文言はどの辺りに出てくるのでしょうか。
>
> 応神22年夏4月紀の歌謡です。

ありがとうございます。口調のいい訳ですね。