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タイトル佐名伝
記事No2123
投稿日: 2014/06/08(Sun) 10:50
投稿者大三元


ぺぎらさんの銅鐸HPで奈良県大淀町佐名伝(さなて)で 見つかった銅鐸の話が
出ている。
http://8612.teacup.com/pegiminh/bbs

この不思議(?)な地名が気になっていた、即ち「鐸=さなぎ」との関連の有無
が気になっていた。「鐸」はまた「ぬで、ぬりて」とも読まれ最終音節 が
「て、で」である。「さなて」が「鐸」を意味しうるのであろうか、という視点
だが、どうもうまく論が進んでいない。

一方「さなて」が「狭長田(さなだ)」である可能性はどうであろうか。私は
「狭長田」とは「棚田」のことであろうと思っている。先ほど見つけた HPでも
同説である。
http://www.awa-nougyoisan.jp/%E9%98%BF%E6%B3%A2%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E9%81%BA%E7%94%A3%EF%BC%BB%E5%86%99%E7%9C%9F%E5%B1%95%EF%BC%BD/%E6%A3%9A%E7%94%B0%E7%B7%A8-%E5%86%99%E7%9C%9F%E5%B1%95%EF%BC%91/
このHPが云うところが「学問的に」いかほどのものであるか判らないが私の考え
と同じである。

「さなだ」と「たなだ」が同語であろう、つまり「さ」と「た」は通じるもので
あろうと考えるには稲佐の浜が「いなさ、いたさ、いささ」と転じてい る例が
ある、と云って良かろう。

「さなだ=たなだ」と「さなて」はどうか。「た」と「て」が通じるのは「手の
こころ→たなごごろ」「手弱女 たおやめ」「手繰る たぐる」などの 例でサ
ポートできよう。

そこで佐名伝(佐那手)に棚田があるか、と調べてみたが文字情報的には見つか
らなかった。しかしGoogleで地図を見てみる、「航空写真」があ るので見てみ
る。なんと、近鉄吉野線沿いに棚田(と思しき)地形がある!
https://www.google.co.jp/maps/@34.3833111,135.7670773,547m/data=!3m1!1e3?hl=ja

ふむ、佐名伝は「棚田」が原義のようだ。