日下・考

orig: 2009/05/26

「くさか」を「日下」と書く理由について考える。

文字解き、とでも言うような解釈は不得手、というか得心の行かぬものが多いが、「くさか」「日下」の場合は「草」という文字を分解するのが良さそうだ。

すなわち、「草」という文字を「草冠、日、下」と分解するのである。(一番下の要素は「十」ではあるが、「下」と採った)(なお、このような解を先学が既に述べているか否か未調査である。) 


そこで、「草冠」だけで「くさ」、「日」で「か」とするのが原点だろう。それを一要素ずつずらせて「日下」と採っても「くさか」だ、としゃれているのだろう。

オヤジギャグ レベルではあるが、このような遊び心に出会うこともある。

たとえば、万葉集には「出」と書けば良いところをわざわざ「山上復有山」と書く例がある。「山の上にまた山がある」すなわち「出」だ。


ここでは「日下」という文字が何故「くさか」を表すことになったかを考えた。「くさか」とは何の意味であるか、は別問題であり、ここでは論じない。参照:ワチ考2
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