タイトル | : Re^3: アズール弦楽合奏団 |
記事No | : 657 |
投稿日 | : 2004/07/04(Sun) 01:19 |
投稿者 | : Mapuche |
> > > 『やさ弦』に収められた曲の幾つかは > > > アズール弦楽合奏団に「ご愛用」頂いています。 > > > http://homepage1.nifty.com/azure/ > > > を見てみると、メンバ募集中のようですね。 > > > 熱意ある「レイトスタータ専用」みたい。 > > すみません。早まって投稿するのボタンを押してしまいました。(^^;) > > アズール弦楽合奏団のホームページを見せていただきました。 > MAKIさんですか?トレーナーの方の練習の仕方、姿勢を読ませていただきました。 > 大変興味深く、いちいち相槌を打ちました。 > ここまで弦楽器を理解していらっしゃることに感動を覚えています。 > 私はフランスのプロのオーケストラのヴァイオリン奏者ですけれど、 > 日本に帰った折、アマチュアのオケの練習を見た機会があり、まさに > MAKIさんがおっしゃっていることを感じたのです。 > とてもうまいオーケストラだと思うのですが、基本がもう少しできていれば・・・ > との感を強くしました。MAKIさんのトレーニングを少しでもやっていれば相当よくなるのではないかと思ったものです。具体的にいえば、すべての音が開放弦のように鳴る練習をすること、音の立ち上がりが悪い、が特に気になったことです。 > > とてもすばらしい発想の弦楽合奏団です。ご活躍期待しています。 主としてカルテットを活動のフィールドとしているアマチュアのVnです。 タイミングを外して間の抜けたレスで済みません。たまに立ち寄ると興味深いやり取りだったので、思わず返信してしまいました。 音程については、私も以前にあれこれと悩みまして、ピタゴラス音階と和声音階を使い分けるとか、ヴェルクマイスター第3とかキルンベルガーのピッチだったらきれいに聞こえるものなのかとか調律法の本も読みましたが、結局は、楽器が一番鳴る音程が良い音程なのだというありきたりの結論に至っております。 ですから、管楽器と弦楽器では音程が違う方が当たり前で、Vn、Vla、Vcなら固定5度の開放弦を基礎として組み立てられた音程が一番鳴るはずですから、それで良いのではないかと思っております。フレッシュの音階教本の6度の指使いなど、以前は下の音を開放弦にするべきではないのでは?などと考えておりましたが、楽器を一番鳴らせる状態にするためにはオリジナルの指使いのように開放弦で弾けば良いように思います。 また、12音音楽でも、ベルクのVnコンチェルトなどは、4本の開放弦を基礎として組み立てられた変則的な12音ですから、やはり楽器の特性をよく踏まえており一番鳴るように弾けば良い音程になるようにできていますよね。 ただし、当然ですが、合奏時には1stVnが一番鳴る音程が必ずしも他のパートが鳴る音程でない場合もありますから、それが練習のしどころになると思います。
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