2000/12/13-14 浜名湖方面(東京より)
東名高速で袋井で降り
「山名神社」ほかに詣でる。

山名神社:素盞嗚命:慶雲3年(706創建)
(配 應神天皇 菊理姫命:この二柱は江戸時代の合祀)
静岡県周智郡森町飯田2950

山名神社:素盞嗚尊、伊弉冉尊、豐受大神:養老年間(720年創建)に
月見の里(上山梨)に勧請される。静岡県袋井市上山梨389

国造本紀・久奴国の所在地とされる。
(大野七三編著・先代旧事本紀による)
国造リストの#23
23 久努 14仲哀 物部連祖伊香色男命孫 印幡足尼 遠江山名久努
東名袋井ICの近くに「久能」あり、和名抄の「久努(久度)」であろうか。
山名神社は袋井市の「上山梨」にもある。これの南に「山科」。
ヤマナ・ヤマナシ・ヤマシナ、という地名群が興味を引く。
なお、周智郡に「山田(也萬多)」佐野郡に「山口(也萬久知)」あり(和名抄)。
もう少し奥の「天宮神社」(あまのみや、と読むようだ)[式外]
静岡県周智郡森町天ノ宮
宗像3女神
名前に惹かれて行ってみたら祭神は宗像3女神とあった

「小国神社」静岡県周智郡森町一宮3956−1
大己貴命
冬の午後の弱い陽光に関わらず真っ赤な紅葉が奇麗であった
「小国」というのは出雲の大本宮に対する遠江地方の呼称であり、と由緒書にある。
古来よりは「許当麻知(ことまち)神社」と言い「願い事を待つ意」、
事任(ことのまま)「願い事のままに叶う意」ともある。

他にも許当麻知神社という名称が見られる。神奈備HPより:
己等乃麻知神社[コトノマチ]
事任八幡宮[ことのままはちまんぐう]「應神天皇、玉依姫命、神功皇后」
成務天皇(84年〜190年)の御代。静岡県掛川市八坂642
翌日は浜松市の蜆(しじみ)塚貝塚遺跡を見て隣接の浜松博物館に
行って来ました。平日の開館直後、我々の為に電灯を点しヒーターを
入れて呉れたようなもんで。。。

ナウマン象やら三ケ日人骨やら。銅鐸(複製)の内部に木棒を吊るした
ので内部をたたいて音を出させてくれる。建物の内部がエコーして、
結構大きい音がした。お寺の梵鐘とはいかぬが。。。

佐鳴湖:サナギ(鐸)との関連有無が好奇心をくすぐるが、まぁ、
あんまり奇麗でない、普通の湖で、縄文時代は入り江だった(だから
蜆塚貝塚がある)んだろう。

鴨江:この辺で賀茂真淵が生まれたそうな。「可美」なんて地名もある。
伊場:銅鐸出たところ
雄踏:今「ゆうとう」と読むがその町内に「宇布見」なんて地名がある
      ところを見ると「ウフミ」<「オフミ」が古いのだろう。
      宇佐見なんてのもあるが。。。
伊佐地:に伊佐見橋なんてのがあった。鯨(イサ)でも観たのだろうか。
三方原:カモとの関連で「三方」「御方」などのミカタ(三輪の語源説あり)と
        いうのが気になってる。この辺の「三」の付く地名:「三ケ日」「三方」
        「神ケ谷」「神原」

「神子川(みわ?川)」「三岳山」(この2つは遠く引佐郡、そこには「伊奈」)
浜名湖西岸(三ヶ日町)には「尾奈」 

取りあえずのメモまで。

目次へ
鴨・資料01
鴨・資料02
Homepage & 談話室への御案内