巳年に因んで思いつくよしなしごとなど・・・
ヘビ(tokkoni)≒母(totto)+木(ni) となります。 なお「蠅」は「ハヘ」であるがこれが「ハハ」と読んで良いのは「サケ、サカ(酒)」「タケ、タカ(高)」「アメ、アマ(雨)」という類例に依る。(岩波日本書紀上P127頭注) 「蠅(ハhe)」と「葉江(ハye)」は厳密には音が違うが「葉江」の裔に「蠅いろね、蠅いろど」が居るので、「葉江」さんにも「蛇性(?)」を見てみるのもアリかもしれない。 手摩乳・足摩乳が娘、稲田姫、八頭の蛇が呑もうとするので、山中に入った。 その時、母が来るのが遅れたので、姫の曰く『母来々々』(ははきませ、母来ませ)。それで『母来国』と名付けた。後に改めて『伯耆国』とした。云々 この話も「母」「ハハ」「蛇」の連関が背景にありそうだ。 「ある人が大樹に隠れて難を逃れた。それでその樹を指して『恩母如』(その恩、母のごとし)と言う。時の人、それに因んでその地を『母木邑』と言う。今、『飫悶廼奇』(オモノキ)と云うのは訛である。」(日本書紀、神武紀) 地名の「オモノキ」は訛り(変化)である、というならその原点はなんだったのでしょう。「母木」は「ハハキ」だったのではないでしょうか。その語は更に遡ればアイヌ語 tottoni の和訳だったのではないでしょうか。 tottoni の音(トトニ)と「トトリ、トットリ、鳥取」の音が近い。鳥取県以外の西日本では三重県員弁郡東員町、京都府京丹後市弥栄町、兵庫(大鳴門橋の本土側たもと)、大阪府阪南市和泉鳥取、富山県射水市、に「鳥取」地名がある。 参考: おものき
強いて云うなら出雲国風土記には4柱の大神が出てくる: |