陸奥と常陸

orig: 2023/11/19


陸奥と書いて「むつ」、常陸と書いて「ひたち」:なにゆえこのように読めるのだろう。昔の人の語呂合わせ・言葉遊びを想像してみた。

まず「陸奥」:「陸」を「む」と読むのは大字に因る、としてよいであろう。
(1から10の大字は一例として、壱弐参肆伍漆捌玖拾、である)即ち「陸」→「六」→「む」

ついで「奥」を「つ」と読むに関してだが、「奥」と言ったら「つ」が想起される、何故なら「奥津」という語があるから。この枕詞の簡易版にも思える言葉遊びは次の「常陸」の場合に共通した理屈である。

「常陸」について:「常」を「とこ」と読めば「とこしへ」「とこいは→ときは」などが連想されようが「とこひ」という語もある、意味は「呪詛」。つまり「常」→「とこ」→「とこひ」を想起して「ひ」、である。

「陸」は「くが」と読むが、「くがたち」という古語が想像される、つまり「くが」→「たち」である。

これで「常陸」が「ひたち」と読める。

これを応用すると神代七代に出てくる「天・国常立神」は「とこたち」と読むのだが、「ひたち」とも読めることになり、どうしたもんだろうか。

(くがたち:古代の裁判における真偽判定法。 正邪を判断する場合、神に誓って熱湯の中に手を入れさせ、正の手はただれないが、邪の手はただれるとした。Wikiから抜粋)


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