カグツチの異称 |
カグツチを産んでイザナミは火傷で死亡するが、このカグツチの異称を諸書から抜き出しておく。 | ||
火之産霊迦具突智 | 火之迦具土神 | 火神軻遇突智 |
火焼速男命神 | 火之夜藝速男神 |   |
火火焼炭神 | 火之R毘古神 |   |
火神軻遇突智土神埴安姫を娶り・・ |   |   |
まず先代旧事本紀が「火之産霊」(ホのむすび)と「ムスビ」をつけているのが特徴的だ。神社には「火結」と書いて、ホムスビ、と読ませている所もある。カンナビHPさんによると:静火神社[シツヒ](名神大)竈山神社の境外摂社静火神社[しずひ]「火結神」和歌山県和歌山市和田字前山855
また「火火焼炭」というのも「火」をダブらせて「火火出見」を思い出させるのもなにやら意味ありげだ。「焼炭」は何か似た音の言葉が源にあったのが訛って炭が焼けることに付会されたようにも見える。ヤキムスビ、ヤキムスミ、ヤキスミあたりだろうか。 原点にヤキムスビ、があったとすると面白い事になる。つまり、片や「焼速」という名称も伝わるので「ムス(ヒ)」と「速」が対応する事になる。そうすると、 話は転じるが磯城県主の名前に神武紀には「黒速」というのがあり、欠史8代后妃の出自では「葉江」となっており、「速」は「ハヤ」とも読まれようが「ハエ」と等価である。ここで、 アイヌ語でハエ(蝿)は mus という。つまり、アイヌ語(<縄文語)を介するとハエ、とムス、が結ばれるのである フンペ氏からのヒントにもあるように、速日、と「ムスヒ」は同じ語か、という展開が開けそうだ。 |
越と出雲2:出雲国引き 越と出雲4:カゴヤマとムラクモ 欠史8代の再構築・8 欠史8代の再構築・7 欠史8代の再構築・6 欠史8代の再構築・5 欠史8代の再構築・4 欠史8代の再構築・3 欠史8代の再構築・2 欠史8代の再構築・ 欠史8代の后妃たち |