「素戔嗚尊(スサノヲのみこと)」の第三字は「嗚」(旁は「烏・からす」)であり「鳴(旁は「鳥・とり」)」ではない。しかし、しかし、恥ずかしながら、これを「素戔鳴尊」と勘違いしていた時に「スサナキ」という読みも可能であるから、そこから色々考えていた。
そのような誤解からの展開ではあったものの、下記の諸点を考えるに、上はあながち誤解ではないかもしれない、と思い始めている。「スサナキ」「イサナキ」が「スサノヲ」の古い形ではなかろうか、そして更に原型は「イソサナキ」ではなかろうか、と思うものである。それらの諸点を下に述べる。
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