『初期天皇后妃の謎』−欠史八代、失われた伝承の復元・目次
Ver. 2003/01/11

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本書への反響

発刊に寄せて 抜粋

0 まえがき	

1 イザナギ・イザナミから神武天皇までの時代
1.1	『古事記』によると	
1.2	『日本書紀』では	
1.3	『先代旧事本紀』	
1.4	伝承と史実は別物と割り切る	

2 出典ごとに異なる初期天皇后妃、はたして、その原像は?
2.1	この本でやりたいこと	
2.2	問題意識の提起	抜粋

3 各論――アイヌ語と母系名称相承をツールに『記紀』『風土記』を読む	

3.1	出雲國引き物語 越の視点	
3.1.1 その出発地と到着地	
3.1.2 北門はどこのこと??(1)	
3.1.3 北門はどこのこと??(2)	
3.1.4 国引き説話と地形	

3.2	ヌナカハに隠された、古代伝承の姿を探る
3.2.1 ヌナカハ姫はヌナカハ耳の母	
3.2.2 ヌナカハ姫はヌナカハ耳の后	
3.2.3 ヌナカハ姫は大毘古の后	
3.2.4 越のヌナカハは、今のどの辺り?	

3.3	国忍富と布忍富、「国」と「布」を調べる	
3.3.1 布忍神社の祭神:	
3.3.2 「忍」を「オシ」と読んでみる	
3.3.3 「忍」を「シノ」と読んでみる	
3.3.4 忍は日月と関係する	抜粋

3.3.5 「八嶋」「国」「布」は同義語	
3.3.6 フツヌシとの関係	
3.3.7 結論:	

3.4	ヨリとスセリ、兄弟姉妹を表す	

3.5	三輪山伝説の周辺	
3.5.1 ミカタ、ミナカタ、ヒカタ
3.5.2 三島溝クヒと陶津耳は同一人物
3.5.3 ヒカタとハエ	
3.5.4 玉依姫の周辺に見られる口伝による揺れ	

3.6	宗像三女神 ――不思議な存在「神屋楯比賣」	
3.6.1 三島・沖・鴨 ――三つのつながり
3.6.2 大国主と神武天皇の世代	
3.6.3 第二代綏靖天皇はウガヤフキアヘズだった	

3.7	古代史における越という地	
3.7.1 天香山命は越の神様	
3.7.2 カグヤマとカグツチ	
3.7.3 越(古志)と出雲の深い関係	
3.7.4 卑弥呼没年の皆既日食	皆既日食帯

3.8	ワニという名の一族	
3.8.1 神代、ワニは海神だった	
3.8.2 神武天皇后はワニの子	
3.8.3 欠史八代前半期のワニ	
3.8.4 欠史八代後半期のワニ	
3.8.5 日子坐王、叔母婚の第三例
3.8.6 ワニの次はウサギの登場	
3.8.7 三島溝クヒと海の関係	
3.8.8 まとめ――初期天皇后妃はワニ出身

3.9	安寧天皇からヤマトトモモソヒメまで	
3.9.1 師木縣主の流れ	
3.9.2 男弟猪手と磯城津彦は同一人物	
3.9.3 孝霊天皇の皇妃と皇子たち
3.9.4 千千速眞若比賣、神代は意外に近い?
3.9.5 細比賣、日は目の誤り	
3.9.6 孝霊皇子・皇女の再検討	

3.10	まとめ―こぼれてしまった伝承の復元への明るい見通し

4 出雲系譜――古代の母系社会を探る

4.1	大国主系譜に見る母系名称相承	
4.1.1 大穴牟遲神――大國主神の異名の一つ	
4.1.2 鳥鳴海神 ――大穴牟遲の子	
4.1.3 国忍富神、布忍富との関係は?	
4.1.4 速甕多気佐波夜遅奴美神――「甕」字の継承	
4.1.5 甕主日子―二代にわたって継承される「甕」	
4.1.6 多比理岐志麻流美神―「つ」と「る」の間に揺れがある	
4.1.7 美呂浪神、母系名称相承は見られないが……
4.1.8 布忍富鳥鳴海神、国忍富の子か	
4.1.9 天日腹大科度美神、第五代孝昭天皇との関係	
4.1.10 遠津山岬多良斯神、第六代孝安天皇との関係――重要なヒント:タラシの初出	
4.1.11 まとめ――名付けは母がするもの	

4.2	出雲大社の神官と大國主の関係	
4.2.1 「武夷鳥」――書紀にも登場	
4.2.2 櫛瓊 ――櫛玉と同義	
4.2.3 津狭 ――神狭とも	
4.2.4 櫛甕前 ――埼玉の起源か	
4.2.5 櫛月――「月」は「ワツ」とも読む
4.2.6 まとめ―大國主子孫の配偶者は出雲大社神官の娘だった!?	

4.3	スサノヲ系図――スサノヲから大國主の間に見えること	
4.3.1 八島士奴美神  ―『日本書紀』に見られる揺れ	
4.3.2 布波能母遅久奴須奴神、ヌナカハの主か 抜粋	
4.3.3 深淵之水夜禮花神――水の要素	
4.3.4 淤美豆奴神――配偶者の名前に注目	
4.3.5 天之冬衣神―『日本書紀』との世代差を考える	
4.3.6 大国主神―― 大國主は職名だった	

4.4	大年神系譜――不明な子神の事績	
4.4.1 宮中に祭られている神々―子神十七柱中四柱	
4.4.2 大年神は天然痘の神	
4.4.3 天然痘、疱瘡の歴史	

4.5	マイナーな神様の神社	

4.6	まとめ	
4.7 追加:『古代研究』の「神々の系譜」について  抜粋

5 分子人類学のその後	

5.1	略史	
5.1.1 2000年時点	
5.1.2 2001年時点	
5.1.3 2002年時点	
5.1.4 略史から何を学ぶか	

5.2	ミトコンドリアDNA研究成果の読み方	
5.2.1 母系ルーツだけ。男性先祖のことは何もわからない	
5.2.2 形質は渡来人、DNAは縄文人ということもある	
5.2.3 母系系譜はDNAの流れ	
5.2.4 DNAは原住地を教えては呉れない	
5.2.5 一致不一致と言ってもDNAの1%しか見ていない
5.2.6 一%しか見ていないから起きること	
5.2.7 12000年の意味	
5.2.8 下太田貝塚の縄文人骨が持っていた塩基配列	
5.2.9 サンプル数の少なさに注意	
5.2.10 パターンの数が重要	
5.2.11 縄文人と大陸・半島人の関係	

5.3	まとめ――日本人起源を単一民族に求めることはナンセンス	

5.4	篠田助教授の研究	
5.4.1 縄文人	
5.4.2 弥生人	
5.4.3 父系遺伝するDNA――Y染色体	

5.5	まとめ―性急な結論の戒め	

6 『縄文語の発見』に寄せて	
6.1	問題点	
6.1.1 弥生の縄文駆逐と混合言語は憶説	
6.1.2 弥生は縄文を駆逐した	
6.1.3 アイヌと北海道縄文人は別?	
6.1.4 人類学の結論?	
6.1.5 音韻と発音の揺れの混同?	
6.2	まとめ	内容

7 アイヌ語基礎語彙への提言	
7.1.1 概要	
7.1.2 アイヌ語語彙の吟味	抜粋

8 あとがき	抜粋

9 主たる参考文献	
9.1.1 対象史料:	
9.1.2 アイヌ語辞典類:	
9.1.3 言語関係:	
9.1.4 参考書	
9.1.5 分子人類学関係:	
9.1.6 WEBサイト:	

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