・・・頂いたメールから・・・

orig: 98/03/03


多数のメールを頂きました。ありがとう御座います。
幾つか抜き出してご紹介します。お名前は匿しました。
私のコメントは、頂いたメールへの御返事とは異なります。このページをまとめている今(98/03/03)書いているものです。

s.f.さま:
最近アイヌ語に興味を持ったものです。頑張って下さい。
やはり一番身近な非日本語ですから、多くの人に関心をもって貰いたいと思ってます。

h.a.さま:
大変興味深く拝見しました。私も日本語の起源に最近興味を持つようになりまた。 ちなみに、私は群馬県の出身ですが、群馬県にもアイヌ語の地名であると伝承されている地名があります。それは、駒株と書いて「まかぶ」と呼ばれているところや、南蛇井と書いて「なんじゃい」と呼ばれているところです。探せば、もっとあるかもしれません。それでは、ご健闘をお祈り致します。
普段、なんとなく使っている地名も、何の意味だろうと考えてみると意外な発見があるかもしれませんね。

n.i. さま:
とても面白いホームページです。私も伊都国はアイヌ語から来ていると、信じる者です。(わたしのアイヌ語の先生にそれを言うと笑われますが)伊都島にも何回も行っています。もっと言語学的な視点で見直してみようと思いました。 私の住んでおります大阪府 枚方市(ヒラカタシ)の地名の由来は〈PIRAKATA〉というアイヌ語で説明すれば「崖の上」だそうです。古代の枚方は淀川という大きな川に突き出た崖の上にあったようです。このホームページは興味深く読ませていただきました。
えぇ、全国的に「ヒラ」(平)の付く地名は「崖」から付いた地名ではないか、と一度は疑ってみたいですね。山田秀三さんの九州旅行の時の、これってアイヌ語地名???みたいなお話も面白いですよ。

h.i.さま:
始めまして。貴殿のホームページ楽しく拝見させていただきました。古代史をアイヌ言語で読み解くという発想には感嘆させられました。さて、私も未熟ではありますが古代出雲に関するホームページを制作しました。そこでよろしければ貴殿のホームページとリンクをはりたいのでありますがいかがでしょうか。何とぞよろしくお願い申し上げます。
アイヌ語の専門家、古代史の専門家、は多数居られるようですが、この両者に跨る研究をして居られる方は、とても少なさそうで、チャントした方にも研究していただきたい学際分野だと思います。

s.m.さま:
数年前、松江市に赴任して4年程過ごしました。十六島も不思議におもいましたが出雲郷(あだがや)もびっくりしました。こちらも調べていただけませんか? 古代には素人の私ですがなんとなくずうずう弁などからアイヌ、縄文に近いのではないかと感じていました。通説と異なりますが、、、
十六島(ウップルイ)も不思議な地名ですよね。既に国文学の方面から(つまり、日本語の範疇から)「定説」があるのですが、どうも釈然としないんですよね。。。。悪い癖ですが、、、出雲郷をアダカヤと読むのは、昔アダカヤと言っていた場所に出雲郷という地名を付けたので、出雲郷と書いてもアダカヤと読んでいる、ってことではなかったでしたっけ? して、アダカヤの意味は???

m.i. さま:
神話の世界は、難しい読み方がでてきてなかなか理解できませんが、このページでは丁寧に解説してあってすばらしいと感じました。
結局、日本語(?)を表記する為の文字がなかったので漢字を借用した、借用するにあたり、音(おん)訓ゴチャゴチャになってるからでしょうかね。これと同じ事がアイヌ語でも起こっていて、文字が無いので、色丹、なんて書くけれど、この島の名義には color の意味も、red の意味も無いんですよね。

y.m. さま:
意味深い洞察と楽しいお文有難うございました。あまり難しいので読みたい部分を引き出して見ています。さらに新しい研究成果をお待ちいたします。
難しいですか、、、イカン、イカン、反省、、、、

h.s. さま:
山形県天童市の者です。市内には高ダマ(たかだま)という地名があります。そして識者によるとタマはタモが変化したもの、さらにタモはアイヌ語だということです。ぜひ アイヌ語の「タモ」の意味をお知らせください。勝手なお願いですができる限り早期にメールをお願いしたいのですが。
「タモ」のアイヌ語における意味は、判りません。むしろ、タマ(玉)という語はアイヌ語にもあり、それは日本語から借用したもの、としているようです。私としては、どうして日本語からアイヌ語に借用したと考えて、その逆ではないことが言えるのか、が論理的に理解できません。とにかくとにかく、日本人は進んでいていろんなものを持っているが他民族とか昔の人は貧しかった、という発想が多すぎて、困ったもんです。(これは御返事したもののコピーです。)

k.i. さま:
昨日、県の埋蔵文化センターに資料収集に出向いてきました。莫大な資料が、光りを当てられず、眠っております。少しずつ、データベース化を。。。と念じております。

過日、少し、韓国語をと思い、NHKのテキスト注文しているのですが、、全然入荷しません。中央なら、店頭に山と積まれているのに、田舎は。

興味のあるところを印刷して勉強しております。

開発が進むと埋蔵文化物も手におえないほど出てくるんでしょうね。古代人のメッセージですから大切に耳を傾けたいですね。韓国語、ですか、いいですね。私もいずれは勉強したいと思ってます。でもどうせやるなら、古代語で勉強したいのですが、半島の言語の古い姿、ってあまり判ってないようですね。

k.y. さま:
面白い、というか、地道な熱意に感心します。学究ですか? 長髄彦はこちらの古文書の「東日流外三郡誌」によれば 紀伊で矢に射られ死んで弟の安日彦が津軽に逃れた、と なっていたーように記憶しています。まあ、偽書の疑い で裁判にもなりましたが、私はすべて嘘とは思っており ません。
学究?いぇ、好事家、なんでしょうねぇ。。。アマチュアです。偽書に懲りて東北の古代史が敬遠されるとしたら、それが困りますねぇ。東北の研究無しには日本古代史全貌は決して見えてこない、と思ってます。。

k.y. さま:
今日はgens さんのページと縄文ネットワークのページを見つけて狂喜しております。できれば私のページからリンクを張らせて頂きたいのですが、不可の際はまことに申し訳ございませんがご一報いただければ幸いです。

まだ全てのページを見終わっていないのですが、個人的に興味のあるテーマ〜「縄文語とアイヌ語と現代日本語」〜について興味深い話が多く、また参考文献も示されておりとても有り難いです。

「東北以南のアイヌ語地名」
ご存じかもしれませんが、栃木県の湯津上村から北西へと流れる「蛇尾川(さびがわ)」はおそらくアイヌ(縄文)語起源ではないかと思います。国土庁2万5千分の1地形図などを見ると、枯れ川と表記されています。「サビ」は確か「乾いた・小石の」だとどなたか(忘れてしまいました)が言っておられたと思います。

歴史館も見させて頂きましたが、面白くてたまりません。早速「ひみほ」の話を周りの人に言って回ってます (^_^;; (中山みほを「ミポリン」と呼ぶのは先祖返りか?)

幼児のように何故、何故?と問って見ると、多くのことを考えずに受容しちゃってることがあるんですね。卑弥呼は「ひみこ」と読んでしまって不思議に思わなかったんですよ。でも考えてみると、いいんかなぁ?ってなる。

x.s. さま:
ふと「日本古来の言葉」ってなんだろう?と素朴な疑問を持ってしまい、ネットで探せば何かヒントでも見つけられるかも、、、でこちらのページにたどり着きました。

そうしてら、現在住んでいる出雲の神話や、なぜかとっても心ひかれる「アイヌ語」の事など、、、もう、本当に探していた「そのもの」のページで嬉しくなってしまいました。

また、何より嬉しいのは参考文献が紹介してあることです。 頭の許容量の問題で、一度に全ては読めなかったので、これから、ちょくちょく通わせていただくと思います。どうか、よろしくお願いします。

恐る恐る始めたヨチヨチHPですが、多くの同好の士からメールを頂き、元気*100です。

x.m. さま:
大伴武日・兄多毛比同一人物説、たいへん興味深く拝見しました。

万葉集にも、音読みに混じって「毛」だけケと訓読みしている例があり、確かに多毛比はタモヒとよむよりタケヒとよむほうが良さそうですね。時代もほぼ合いますし、甲斐と武蔵で地理的にも近く、びっくりしてしまいました。

私の読んだ限りでは、大伴氏と出雲臣の関係を指摘した論は一つも無かったと思います。

大伴氏については、5世紀頃、難波から和泉あたりを本拠地にしていたということはほぼ確かだと思いますが、それ以前については確たる定説もなく、出自は謎としか言えないのではないでしょうか。

出雲との関係についても、検討してみる価値がありそうですね。

意外な着目点からの新鮮な問題提議、たいへん示唆されるところ多く、勉強させていただきました。

ところで私のホームページのリンク集でぜひ貴HPを リンクさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか。 可否につきご返答下されば幸甚です。

兄多毛比と大伴武日は同じ人では?と書いたことに対するメールでした。カガナベテとかオモノキ辺りの話題とつながりがあります。

多くの方々からリンクを張りたいとのお申し出を頂きありがたくお願いしております。

引き続き御贔屓に(^_^)。各位のご健康をお祈りします。98/03/03

Gen


Homepage & 談話室への御案内
目次へ戻る
頂いたメールから・(その2)
頂いたメールから・(その3)
頂いたメールから・(その4)
頂いたメールから・(その5)