欠史時代再構築の試み7
カグツチの後裔

orig: 20001/02/25
 
古事記の伝える所である。
イザナギ・イザナミの国生みが終り、それこそ八百万の神を生むが、最後が「火之夜芸速男(ひのやぎはやを)神」亦名「火之R毘古(ひのかがびこ)神」亦名「火之迦具土(ひのかぐつち)神」という。この子を生むにあたりミホトを焼かれてイザナミは亡くなる。

さて、悲しんだイザナギはカグツチの首を切った。その時、刀に着いた血が「湯津石村」に走っていって出来た神々というのがある。


このカグツチ説話の舞台はつまびらかでない。日本書紀には「天安河原」という説も上げられている。このカグツチを「天香語山」か、としてみると次のような展開が出てくる。新潟県弥彦村の弥彦神社は天香語山を祭るが、この村の北隣は「岩室村」であり、カグツチの血が飛んでいった「石村(いはむら)」であろうか、と考えられる。岩室村には岩室温泉もあり「湯津」と冠するのも肯ける。(「斎つ」のこと、とか書紀の「五百箇」を採る解説もある)。
カグツチの血に成る神々を次にリストして、右に備考を記す。
石拆神 
根拆神 
石筒之男神
甕速日神参照出雲系譜・9〜10代目
樋速日神出雲神社リスト#328:大原郡樋に同社斐伊波夜比古が祭られている。今の宮崎神社
建御雷之男神、亦名、建布都神、亦名、豊布都神下記の主たる登場人物
闇淤加美神参照出雲系譜2代目と10代目の妃の親がオカミの神となっている
闇御津羽神 

欠史8代の后妃たち
欠史8代・再構築の試み・1
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綜合目次へ 天香語山=古志神、とも 古四王=大毘古、とも。山形に溝咋姫を祭る神社がある。