欠史時代再構築の試み7 |
古事記の伝える所である。 イザナギ・イザナミの国生みが終り、それこそ八百万の神を生むが、最後が「火之夜芸速男(ひのやぎはやを)神」亦名「火之R毘古(ひのかがびこ)神」亦名「火之迦具土(ひのかぐつち)神」という。この子を生むにあたりミホトを焼かれてイザナミは亡くなる。 さて、悲しんだイザナギはカグツチの首を切った。その時、刀に着いた血が「湯津石村」に走っていって出来た神々というのがある。 このカグツチ説話の舞台はつまびらかでない。日本書紀には「天安河原」という説も上げられている。このカグツチを「天香語山」か、としてみると次のような展開が出てくる。新潟県弥彦村の弥彦神社は天香語山を祭るが、この村の北隣は「岩室村」であり、カグツチの血が飛んでいった「石村(いはむら)」であろうか、と考えられる。岩室村には岩室温泉もあり「湯津」と冠するのも肯ける。(「斎つ」のこと、とか書紀の「五百箇」を採る解説もある)。 |
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石拆神 |   |
根拆神 |   |
石筒之男神 |  |
甕速日神 | 参照出雲系譜・9〜10代目 |
樋速日神 | 出雲神社リスト#328:大原郡樋に同社斐伊波夜比古が祭られている。今の宮崎神社 |
建御雷之男神、亦名、建布都神、亦名、豊布都神 | 下記の主たる登場人物 |
闇淤加美神 | 参照出雲系譜2代目と10代目の妃の親がオカミの神となっている |
闇御津羽神 |   |